【子季語】
ずずこ/唐麦
【解説】
熱帯アジア原産のイネ科の多年草。水辺や畑地などに自生し高さは一メートルくらい。雌花の小穂に、包鞘から先だけを出した雌花が受粉する。数珠玉はこの雌花と雄花を包んでいた包鞘が秋になり硬くなったもの。お手玉などに入れて用いられた。
【科学的見解】
ジュズダマは、外来植物であり、一部栽培もされるが現在ではやや湿り気のある場所で野生化している。硬い光沢のある種子が特徴的である。近縁種としては、ハトムギが知られており、本種と同じ大きさの種子を形成するが、ハトムギの種子の方があまり光沢がなく、縦縞が入る点で異なっている。(藤吉正明記)