入梅(にゅうばい/にふばい) 仲夏
【子季語】
梅雨の入り/梅雨に入る/梅雨入/梅雨始まる/梅雨めく
【解説】
梅雨に入ること。古い暦によれば立春から百二十七日目の六月十一日頃にあたる。以後三十日間ほどが梅雨である。気象庁により 梅雨入り宣言が出される。湿度と共に温度が上がり不快感を覚える。
【例句】
焚火してもてなされたるついりかな
白雄「白雄句集」
入梅や蟹かけ歩く大座敷
一茶「七番日記」
大寺のうしろ明るき梅雨入かな
前田普羅「新訂普羅句集」
樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ
日野草城「旦暮」