↓
 

季語と歳時記

きごさい歳時記

作成者アーカイブ: dvx22327

投稿ナビゲーション

← 古い投稿
新しい投稿 →

はこべ 三春

季語と歳時記

【子季語】
はこべら/はくべら/うしはこべ/あさしらげ/みきくさ
【解説】
春の七草の一つ。野原や道端に自生する。春、五弁の白い小花をつける。食用とするほか、利尿剤や歯磨き粉にもする。小鳥や兎の餌にもなる。
【科学的見解】
ハコベ(別名:コハコベ)は、ハコベの仲間の代表種であり、日本ばかりでなく世界全体に広がっている。その他のハコベの仲間としては、サワハコベ、ミヤマハコベ、ミドリハコベ、ヤマハコベなどが存在する。ハコベという名がつかないが、野山の湿地や水田に普通に見られるノミノフスマもハコベの仲間である。(藤吉正明記)
【例句】
万代をたのむ岩根のはこべかな
荷兮「曠野後集」

はこべらや焦土のいろの雀ども
石田波郷「雨覆」

タグ: etc

榛の花(はしばみのはな) 仲春

季語と歳時記

【解説】
カバノキ科の落葉灌木。山地に自生。晩春、葉に先立って花を開く。雄花は黄褐色で穂状、長く垂れ下がって咲き、雌花は紅色の花柱が上向きにつく。
【科学的見解】
日本の野山において、榛の仲間としては、ハシバミとツノハシバミが存在する。ハシバミは、北海道から九州にかけて分布し、十五ミリメートルほどの硬い球形の果実をつける。ツノハシバミもハシバミ同様に北海道から九州にかけて分布するが、九州と四国には少ないそうである。果実は、ハシバミとは異なり、くちばし状に伸びた突起を有しているために、ツノ(角)の名がつけられた。両者とも果実(種子)は食用になるが、一般的に榛の実として食用・販売されているのは、セイヨウハシバミ(ヘーゼルナッツ)の果実である。(藤吉正明記)

タグ: etc

シネラリア 晩春

季語と歳時記

【子季語】
蕗菊/菊蕗/蕗桜/白妙菊/富貴菊/サイネリア
【解説】
キク科の園芸品種。鉢植えにして鑑賞する。早春、赤・紫・藍・白などの美しい花を開く。「死ね」に通じることから、サイネリアと呼ばれることが多い。

タグ: etc

八重桜(やえざくら/やへざくら) 晩春

季語と歳時記

【子季語】
牡丹桜
【解説】
八重咲きの桜。花期は遅く、四月末から五月上旬にかけて開花する。ぼってりとした花房は、ほかの桜とは異なった艶やかさをもつ。開きかかった花びらを摘んで桜漬にする。
【科学的見解】
桜はバラ科に属するが、バラ科の多くは五枚の花弁を持つ一重咲となる。それに対して、主に花冠内の雄しべが花弁に変化した場合は、五枚以上の花弁を持つことになり、そのようなものを多くの花弁を持つという意味で八重咲と称す。その八重咲として有名な桜の仲間は、サトザクラである。サトザクラは、ヤマザクラやオオシマザクラ等の日本の野生種をもとに自然の突然変異個体の利用も含めて人為的に生み出された品種群である。現在では、様々な品種が作出されており、公園や街路樹として植栽されている。(藤吉正明記)
【例句】
奈良七重七堂伽藍八重桜
芭蕉「泊船集」

花守や夜は汝が八重桜
一茶「発句題叢」

八重桜盛りの後をおもひけり
原石鼎「原石鼎全句集」

タグ: etc

白樺の花(しらかばのはな) 晩春

季語と歳時記

【子季語】
樺の花/かんばの花/花かんば
【解説】
白樺の木は、高地に自生、白く美しい幹を持つ。晩春、新葉に先立って花をつける。雄花は黄褐色で穂状、小枝の先から垂れ下がって咲く。雌花は房状の紅緑色で枝先に上向きにつく。

タグ: etc

桜蘂降る(さくらしべふる) 晩春

季語と歳時記

【解説】
花が散り終わったあと、こまやかな桜の蘂が降ることをいう。花蘂が降るころのひそやかさは、花の頃とは別の趣がある。

タグ: etc

山帰来の花(さんきらいのはな) 晩春

季語と歳時記

【子季語】
がめの木の花
【解説】
ユリ科の蔓性小低木。さるとりいばらを指す。本来の山帰来は熱帯植物であり、日本には自生しない。蔓は固く、強い棘がある。晩春、葉腋から散形花序をだし、黄緑色の小花を球状につける。
【科学的見解】
山帰来は、一般的にサルトリイバラのことを指す。日本には、サンキライの名を持つ、サルトリイバラの近縁種であるマルバサンキライやササバサンキライ、サツマサンキライ等も存在する。サルトリイバラは、サルトリイバラ科(旧ユリ科)のつる性落葉低木で、北海道から琉球までの山野に生育する。花は春に開花し、葉腋に多数の小花をつけた散形花序を形成する。花弁は淡い黄緑色をしている。(藤吉正明記)
【例句】
岩の上に咲いてこぼれぬ山帰来
村上鬼城「定本鬼城句集」

山帰来石は鏡のごとくなり
川端茅舎「華厳」

タグ: etc

蓴生ふ(ぬなわおう/ぬなはおふ) 仲春

季語と歳時記

【子季語】
蓴菜生ふ
【解説】
春になって地下茎から蓴菜の新芽が伸びること。蓴は蓴菜のことでスイレンカ科の多年草。沼や池に自生する。葉と茎は寒天状の粘質物に被われる。春の新葉にはこの粘膜がことに多く美味。吸い物の具や酢の物にして食する。
【科学的見解】
蓴の標準和名は、ジュンサイである。ジュンサイは、ジュンサイ科(旧スイレン科)の多年生の浮葉植物であり、北海道から九州までの湖沼やため池に生育している。生育環境としては、やや酸性の水質を好むとされている。新芽は、分泌毛より出た粘物質で被われている。その新芽が美味であるために、東北地方を中心にため池などで栽培が行われている。(藤吉正明記)
【例句】
ぬはな生ふ池の水かさや春の雨
蕪村「蕪村句集」

タグ: etc

薺の花(なずなのはな/なづなのはな)三春

季語と歳時記

【子季語】
花齊/三味線草/ぺんぺん草/庭齊
【解説】
春の七草の一つ。道端や野原に自生。春、十五センチほどに伸びた茎を、四弁の白い小花が総状に咲きのぼる。花の後、三味線の撥に似た形状の実をつけることから、「三味線草」「ぺんぺん草」とも呼ばれ、親しまれている。

よくみれば薺花さく垣ねかな
芭蕉「続虚栗」

妹が垣根さみせん草の花咲ぬ
蕪村「几董初懐紙」

行燈やぺんぺん草の影法師
一茶「文政句帖」

咲きいでて月光ほてる薺かな
渡辺水巴「水巴句集」

タグ: etc

鈴懸の花(すずかけのはな) 晩春

季語と歳時記

【子季語】
プラタナスの花/釦の木の花
【解説】
プラタナスとも呼ばれる鈴懸の木は、スズカケノキ科スズカケノ キ属の落葉高木。四月から五月にかけて、淡い黄緑色の細い花を 頭状につける。
【科学的見解】
スズカケノキは、明治初期に導入された外来樹木であり、街路樹や公園木として利用されている。同属近縁種として、北米原産のアメリカスズカケノキが存在する。さらにそれら二種を交配して生み出された雑種がモミジバススカケノキであり、このグループの中では最も多く植栽されている。スズカケノキ属の名は、ラテン語でPlatanusと示されるので、一般的にはプラタナスとも呼ばれる。(藤吉正明記)

タグ: etc

投稿ナビゲーション

← 古い投稿
新しい投稿 →
ことば検索


ヒット項目が多くなりすぎる季語です。下の文字を直接、クリックしてください。

春、梅、桜、花、夏、祭、秋、月、冬、雪、初春

 きごさいBASEへ


季節文化を発信

NPO法人「きごさい」(季語と歳時記の会)は、ネット歳時記「きごさい」を中心に季節文化を発信する仕事をしています。その活動はボランティアのみなさんの力で運営されています。賛同される方はご参加ください。

きごさいの仕事

  • インターネット歳時記「きごさい歳時記」
  • 山桜100万本植樹計画
  • 「きごさい」の発行
  • きごさい全国小中学生俳句大会
    • これまでの受賞句

メニュー

  • top
  • デジタル句集
  • お問合せ
  • 管理

リンク

  • きごさいBASE
  • カフェきごさい
©2026 - 季語と歳時記
↑