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季語と歳時記

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紅葉たなご(もみじたなご/もみぢたなご) 晩秋

季語と歳時記

【解説】
秋になって腹部を紅葉色にそめたたなごをいう。紅葉鮒にならってこう呼ばれる。

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落かいず(おちかいず) 晩秋

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【解説】
秋になってかいずが海の深いところへ落ちて行くこと。「かいず」は黒鯛の小さいもの。

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木葉山女(このはやまめ) 晩秋

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【解説】
落葉するころの山女のこと。水温も下り、夏の山女のような勢いはない。

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初鴨(はつがも) 仲秋

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【子季語】
鴨渡る/鴨来る
【解説】
九月ころに渡って来た鴨をいう。多くはないので、静かな沼に五羽六羽と見るくらいである。
【例句】
初鴨や刈らぬ水田に波をたて
雲道「新類題発句集」

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鴇(とき) 三秋

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【子季語】
朱鷺/桃花鳥
【解説】
コウノトリ目トキ科の鳥。体長は約七十センチで全身白っぽい。朱色の顔で、下方に湾曲した黒く長い嘴を持ち、春から夏にかけて繁殖する。かっては日本各地に多く生息していたが、乱獲がたたって激減した。現在、野生では中国のみに生息し、中国と日本で人工繁殖が進められている。
【科学的見解】
トキは、トキ科の野鳥で、日本産の個体は絶滅してしまったが、中国から贈られた個体で人工繁殖が成功し、現在では環境保全活動の一環としてそれら個体の放鳥が行われている。そのトキの野生復帰に向けた活動では、放鳥された個体同士で繁殖が行われ、野生化での個体数も近年増加しており、令和四年には五百個体以上の定着及び生存が確認されている。トキは、繁殖期の四月から六月頃頭部から翼にかけて灰黒色の色合いとなるが、非繁殖期である秋から冬にかけてはその暗色がなくなり、羽毛全体が橙紅色を帯びた美しい姿となる。近縁の種としては、クロトキが知られているが、日本への渡来は不定期かつ極めて個体数が少なく、また頭部全体が黒色となることから容易に区別できる。(藤吉正明記)

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落鰻(おちうなぎ) 晩秋

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【子季語】
下り鰻
【解説】
産卵のため海へ下る鰻のこと。鰻は川や湖に棲む淡水魚として知られているが、海で産卵、孵化を行い再び川や湖に帰ってくる。

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海猫帰る(うみねこかえる/うみねこかへる) 仲秋

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【子季語】
ごめ帰る/残る海猫/海猫残る
【解説】
繁殖が終わっった海猫が、繁殖地のコロニーから去ることをいう。海猫は四月から七月にかけ、コロニーを作って繁殖する。繁殖期が終わると、海上で過ごすことが多い。

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恙虫(つつが) 三夏

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【子季語】
恙虫病(つつがむしびょう)
【解説】
ツツガムシの幼虫に刺されておこる感染症のこと。潜伏期を得て発症すると、高熱、筋肉痛、関節痛などに見舞われる。夏、信濃川、阿賀野川、最上川、などの河川敷で刺された事例がある。

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鮒の巣離れ(ふなのすばなれ) 初春

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【子季語】
鮒の巣立ち
【解説】
冬の間、沼や川の深いところで冬眠していた鮒が春になり、水がぬるんできて動きはじめることをいう。食欲が旺盛で釣りにもよくかかるようになる。

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初鮒(はつぶな) 晩春

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【解説】
冬、水温の低い間は餌もほとんど食べず冬眠状態だった鮒が春になり、水温が上がってくると活動を始める。産卵のため浅瀬に寄り、食欲も旺盛になって漁によい季節となる。春となり、はじめてとれた鮒ということから初鮒という。
【例句】
初鮒や昨日の雨の山の色
視山「新類題発句集」

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