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季語と歳時記

きごさい歳時記

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秋の夜(あきのよ)三秋

季語と歳時記

【子季語】
秋夜、夜半の秋
【解説】
夜が段々と長くなり、静かな感じがある。外は、月が昇り、虫が 鳴いている。そのような夜には勉強などの様々な作業に集中でき る。
【例句】
秋の夜を打ち崩したる話かな
芭蕉「笈日記」

軒に寝る人追ふ声や夜半の秋
蕪村「題苑集」

枕上秋の夜を守る刀かな
蕪村「新選」

逢坂の町や針研ぐ夜半の秋
几董「井華集」

秋の夜もそぞろに雲の光りかな
暁台「暁台句集」

秋の夜や旅の男の針仕事
一茶「寛政句帖」

秋の夜のオリオン低し胸の上
石田波郷「病鴈」

秋の夜の俳諧燃ゆる思かな
石田波郷「病鴈」

秋の夜の憤ろしき何々ぞ
石田波郷「病鴈」
亡き父の秋夜濡れたる机拭く
飯田龍太「麓の人」

秋の夜のまだまだ深みゆくらしく
長谷川櫂「虚空」

文月(ふみづき)初秋

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【子季語】
ふづき、文披月、七夕月、女郎花月、秋初月、涼月、めであい月、七夜月
【解説】
旧暦七月の別称。文月は文披月(ふみひらきづき)の略で、七夕 の行事に因んでいる。すでに秋の気配がある。
【例句】
文月や六日も常の夜には似ず 
芭蕉「奥の細道」

文月やひとりはほしき娘の子
其角「温故集」

文月や空にまたるるひかりあり
千代女「千代尼句集」

仲秋(ちゅうしゅう、ちゆうしう)仲秋

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【子季語】
中秋、秋半ば
【解説】
秋の半ばの一ヶ月の意。陰暦八月の異称。陽暦ではだいたい九月と重なり、虫の音もすだき、月の光も冴えかえる。
【例句】
仲秋や土間に掛けたる山刀
原石鼎「花影」

カテゴリー: 1基本季語, a時候

秋めく(あきめく)初秋

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【子季語】
秋づく、秋じむ
【解説】
周辺の景色や空気が秋らしくなってくることを言う。目や耳や肌で秋の訪れを感じ取った感慨がこの季語の本意である。
【例句】
書肆の灯にそぞろ読む書も秋めけり
杉田久女「杉田久女句集」

秋づくと昆虫の翅想はるる
石田波郷「病鴈」

秋分(しゅうぶん、しうぶん)仲秋

季語と歳時記

【解説】
二十四節気の一つ。太陽の黄経が百八十度になる日。陰暦八月の中頃で白露後一五日、大体九月二十二日、二十三日に当たる。昼夜の長さが同じでここから次第に夜の方が長くなり、「秋の夜長」はここからはじまる。

春の宵(はるのよい、はるのよひ)三春

季語と歳時記

【子季語】
春宵、宵の春
【解説】
春、日暮れて間もないころのこと。また、「春宵一刻値千金」という有名な詩句は夜に入って間もないころの優雅なひとときをいう。
【例句】
公達に狐化けたり宵の春
蕪村「蕪村句集」

筋違にふとん敷きたり宵の春
蕪村「蕪村句集」

肘白き僧のかり寝や宵の春
蕪村「蕪村句集」

漏る雨を人と語るや春の宵
太祇「太祇句選後篇」

寝よとすれば門叩くなり春の宵
正岡子規「季語別子規俳句集」

紫の灯をともしけり春の宵
正岡子規「季語別子規俳句集」

春宵の灰をならして寝たりけり
原石鼎「花影」

春の宵妻のゆあみの音きこゆ
日野草城「旦暮」

小雪(しょうせつ、せうせつ)初冬

季語と歳時記

【解説】
二十四節気の一つ。陰暦十月の節。陽暦では十一月二十二日頃にあたる。降雪が見られることもあるが、まだ大雪にはならない。

小晦日(こつごもり)暮

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【解説】
大晦日の前日をいう。晦日は陰暦の月の末。十二月三十日にあたるので、小晦日は陰暦の十二月二十九日、陽暦の十二月三十日。
【例句】
春やこし年や行きけんこ小晦日
芭蕉「千宜理記」

翌ありとたのむもはかな小晦日
蝶夢「親類題発句集」

八十八夜(はちじゅうはちや、はちじふはちや)晩春

季語と歳時記

【解説】
立春から八十八日目。「夏も近づく八十八夜」で始まる小学唱歌の歌詞にあるように立夏も間近く、農事、殊に種蒔に適した時の到来を意味する大切な日。
【例句】
出流れの晩茶も八十八夜かな 
正岡子規「季語別子規俳句集」

霜なくて曇る八十八夜かな
正岡子規「季語別子規俳句集」

きらきらと八十八夜の雨墓に
石田波郷「惜命」

霜夜(しもよ)三冬

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【解説】
晴れた寒気のきびしい夜に、霜は降りる。家にいても、しんしんと寒さがつのる。夜空には星が澄んで見え、一段と輝きをましている。こんな霜の降る夜のことである。
【例句】
霜の夜にかさなり行くや雁の声
丈草「枇杷園随筆」

我骨のふとんにさはる霜夜かな
蕪村「遺草」

霜満つる夜ただ樟の匂ひかな
暁台「暮雨港句集」

ほんのりと茶の花くもる霜夜哉
正岡子規「子規句集」

もうもうと霜夜に烟る煙出し
村上鬼城「定本鬼城句集」

朴の月霜夜ごころにくもりけり
原石鼎「花影」

霜夜子は泣く父母よりはるかなものを呼び
加藤楸邨「起伏」

大勢に一人別るる霜夜かな
松本たかし「俳句文学全集」

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2/7(土) HAIKU+

講師は五島高資(ごとう・たかとし)さん
演題は人間・金子兜太に迫る
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