【子季語】
おくんち/くんち/お宮日
【解説】
陰暦の九月九日のこと。九という数字の重なりをめでたいとし、「御九日」と呼んだことに始まる。「長崎くんち」で有名な長崎 の諏訪神社では、十月の七日から九日にかけて月遅れの祭礼がとりおこなわれ、龍踊(じゃおどり)などが奉納される。
タグ別アーカイブ: etc
本願寺籠花(ほんがんじかごはな/ほんぐわんじのかごはな) 初秋
【子季語】
本願寺立花/七日の花揃
【解説】
昔、行われた七夕の行事。東西本願寺の末寺が、草花で作った鳥獣、人形などを籠に挿して本山に献じた。一般にも公開したので見物人でにぎわったという。現在は行われていない。
茱萸の袋(ぐみのふくろ) 晩秋
【子季語】
茱萸の佩
【解説】
茱萸の実を入れた袋をいう。重陽の節句にこの袋を身につければ、茱萸の香気によって邪気がはらわれ、長寿をたまわると信じられていた。食用とする現在の茱萸とは種類が異なる。
【例句】
稚子の肘にくくるや茱萸袋
松瀬青々「妻木」
梶鞠(かじまり/かぢまり) 初秋
【子季語】
飛鳥井の鞠/梶の鞠/七夕の鞠/楮の鞠/七夕の蹴鞠
【解説】
蹴鞠の家元である京都飛鳥井家の邸宅跡の白峯神宮で、七夕の日に行なわれる蹴鞠会。七夕の二星にたむけられる。
【例句】
きちかうの露にもぬれよ鞠袴
几董「井華集」
高鞠や月は七日の暮早み
可僚「発句題叢」
茱萸の酒(ぐみのさけ) 晩秋
【解説】
重陽に茱萸の酒を飲むと、邪気を払い長生きできるとされた。食用とする現在の茱萸とは種類が異なる。
国民体育大会(こくみんたいいくたいかい/こくみんたいいくたいくわい) 晩秋
【子季語】
国体大会/国体
【解説】
各都道府県の代表が参加するスポーツ大会。冬季大会と秋季大会がある。秋季大会は九月から十月にかけて行なわれ、男子は天皇 杯を、女子は皇后杯の獲得を目指して競技を行なう。
楸の葉を戴く(ひさぎのはをいただく) 初秋
【解説】
中国の立秋の日の古い慣わし。子女が楸(アカメガシワ)の葉を買い求め頭上にかざしたというもの。夏の季語「菖蒲の鬘」に似 た風習であり、それと同様邪気払いの意味があったとも考えられる。日本では行なわれた形跡がない。
星合(ほしあい/ほしあひ) 初秋
【子季語】
星迎へ/星逢ふ夜/星の契/星の恋/星の妹背/星の別れ/別れ星/星の閨 七宝枕/星合の浜/星合の空/年の渡り
【解説】
陰暦の七月七日、牽牛と織姫の二つの星が、天の川を渡ってあうこと。中国の七夕伝説による。
【例句】
田の水の湯と成りて星の逢ふ夜かな
鬼貫「七車」
合歓の木の葉越しもいとへ星の影
芭蕉「猿蓑]
秋来ぬと妻恋ふ星や鹿の革
芭蕉「江戸通り町」
ほし合ひや詩作る妹がつらがまへ
大魯「蘆陰句選」
露の間を世にふる星の逢ふ夜かな
樗良「つもり舟」
世の中やあかぬ別れは星にさへ
一茶「九番日記]
牽牛(けんぎゅう/けんぎう) 初秋
【子季語】
牽牛星/牛引き星/彦星/男星/犬飼星/男七夕
【解説】
七夕伝説の男星。一年に一度、妻である織姫と天の川を渡って会うという。全天で十二番目に明るい鷲座のアルタイル。
【例句】
子はもちつ孫彦ほしや我が願ひ
季吟「桜川」
彦星やげにも今夜は七ひかり
西鶴「遠近集」
くらがりを牛引星のいそぎかな
来山「続今宮草」
彦星のしづまりかへる夕かな
松瀬青々「妻木」
織女(しょくじょ/しよくぢよ) 初秋
【子季語】
織女星/女星/妻星/星の妻/織姫/機織姫/棚機津女/女七夕
【解説】
七夕伝説の女星。一年に一度、夫である牽牛星と天の川を渡って会うという。琴座でもっとも明るいベガである。
【例句】
うき草のうかれありくや女七夕
才麿「根合」
おり姫に推参したり夜這ひ星
一茶「寛政句帖」
月蝕の話などして星の妻
正岡子規「子規句集」
