【子季語】
きっこうてん/乞巧棚/乞巧針
【解説】
中国から伝わった七夕行事。もともとは魔除の行事であったが、 牽牛・織姫伝説と結びつき、機織の上達ひいては芸事全般の上達を願う行事に変わった。最初、宮中の行事であったが後に民間にも広まった。
【例句】
日の入りて空の匂ひや乞巧奠
才麿「星祭」
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氷魚を賜ふ(ひおをたまう/ひををたまふ) 晩秋
【解説】
陰暦九月九日、重陽の日に朝廷から氷魚を賜ること。「氷魚」は鮎の稚魚で琵琶湖などから運ばれた。
願の糸(ねがいのいと/ねがひのいと) 初秋
【子季語】
願糸/五色の糸
【解説】
七夕竹にかける五色の糸をいう。この糸をかけて、機織の上達を 願ったという。後に機織の上達だけでなく、富や長寿、子宝など色々願い事をするようになった。現在は、短冊に願いごとをしたためる。
【例句】
七つ子の何を願ひの糸捌き
嘯山「葎亭句集」
虫選(むしえらび) 三秋
【子季語】
虫を選ぶ/虫狩/虫採/虫吹く/虫合/虫尽
【解説】
平安時代の宮中でのしきたり。殿上人が野に出て鳴き声のいい虫を選び、籠に入れて宮中に奉った。
【例句】
猶あはれ選り残されし虫の声
貞室「類題発句集」
つたなしや虫ふく中に尼一人
言水「花圃」
さびしさはどれも劣らず虫合
北虎「新類題発句集」
啼き絶ゆる虫もあるらん虫合
河東碧梧桐「新派句選」
七箇の池(ななこのいけ) 初秋
【子季語】
百子の池/七遊/七夕の御遊/七種の御手向
【解説】
七夕の行事の慣わしの一つ。池に見立てた七つの盥に鏡を沈め、それに星を映して楽しんだ。七夕の七の数にちなんだものと思われる。
秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい/しうきくわうれいさい) 仲秋
【解説】
秋分の日の宮中行事。天皇が歴代の天皇、皇后、皇親の霊を祭るというもの。皇霊祭は、春分の日と秋分の日の年二回執り行われる。
星の貸物(ほしのかしもの) 初秋
【子季語】
貸小袖
【解説】
織姫に糸や小袖などを貸せば、織物が上達するという発想から、衣服や糸を高くかざして織姫に捧げた。
【例句】
産着かして星がいもせのしるし見む
来山「続今宮草」
麻ひめのをしへ成らん貸小袖
暁台「暁台句集」
好ましき色とりどりや貸小袖
井月「井月全集」
毛見(けみ) 仲秋
【子季語】
田の検見/検見/毛見の衆/毛見迎/毛見の日/毛見果/毛見の賄ひ/検見立/坪刈
【解説】
年貢高を決めるための調査。江戸時代、役人が村々を回り、その年の稲の出来具合を勘案して年貢の割合を決定した。農民にとっては、その高低は死活問題であり、毛見の役人を饗応することもめずらしくなかった。
【例句】
毛見の衆の舟さし下せ最上川
蕪村「蕪村句集」
不堪田の奏(ふかんでんのそう) 晩秋
【子季語】
不堪佃田の奏
【解説】
「不堪田」とは、作りに堪えざる田、という意味。水害などで田が荒れて植え付け不能になることをいう。律令制では、租税を軽 くしてもらうために国司が荒れた田の目録を太政官に上奏した。これを不堪田の奏という。陰暦九月七日に行なわれた。
体育の日(たいいくのひ) 晩秋
【解説】
国民の祝日の一つ。東京オリンピックの開会式にちなんだ祝日で、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨としている。当初は東京オリンピックが開催された十月十日であったが、現在は十月の第二月曜日。
