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浜簪(はまかんざし) 晩春

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【子季語】
アルメリア/まつばかんざし
【解説】
北米から千島まで広く分布するイソマツ科の多年草。四月ころ、基部に密集する線形の葉から、多くの茎が立ち、その先端に一つずつ、二三センチのピンク色の花を咲かせる。観賞用に花壇などに植えられる。

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エリカ 晩春

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【子季語】
蛇の目エリカ/ヒース
【解説】
ツツジ科エリカ属の常緑低木。原産地は南アフリカ、ヨーロッパ。庭や鉢に植えて観賞する。丈は園芸種で二十センチから三十センチくらい。自生するもので二メートルにもなる。花期は十一月から四月ころで、ピンクや白、紫などの小花をたくさんつける。

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スノーフレーク 晩春

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【子季語】
大松雪草/鈴蘭水仙
【解説】
ヒガンバナ科リューコジャム属の球根植物。原産地は中部ヨーロッパから地中海沿岸地方で庭などに植えられる。草丈は三十センチから四十センチくらい。四月ころ、茎の先端に、鈴蘭に似た釣鐘状の花を下向きにつける。
【科学的見解】
スノーフレークは、ヒガンバナ科の多年草で、観賞用として庭先や公園などで栽培されている。本種の標準和名は、オオマツユキソウである。花冠は、釣鐘型で下向きに複数付けるところが特徴である。(藤吉正明記)

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イキシア 晩春

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【子季語】
槍水仙
【解説】
アヤメ科イキシア属の球根植物。南アフリカ原産で観賞用に花壇や鉢などに植えたり、切花として栽培したりする。草丈は五十から七十センチ程度。四月ごろ、細長い花茎の先に、六弁の花を穂状につける。花色は、白、黄、赤、ピンク、うす紫などさまざま。
【科学的見解】
イキシアは、南アフリカ原産の多年草で、アヤメ科イキシア属植物の総称である。イキシア属植物は、数十種が知られており、それらを交配した品種も数多く作出されている。冬には球根で越冬するため、日本でも栽培は可能である。(藤吉正明記)

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ロベリア 晩春

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【子季語】
瑠璃蝶々
【解説】
キキョウ科ロベリア属一年草。原産地は南アフリカで観賞用に花壇や鉢などに植えられる。丈は低く十から十五センチ程度。四月ころ、花壇や庭を覆うように開花する。花の色はピンクや紫、白など。
【科学的見解】
ロベリアは、キキョウ科の一年草で、観賞用として鉢植え栽培が行われている。本種は、ルリチョウチョウやルリミゾカクシという別名が付けられている。花冠は五裂するが下方の三枚が癒着して大きな唇弁状となる。(藤吉正明記)

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貝母の花(ばいものはな)仲春

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編笠百合/母栗/春百合/初百合
【解説】
ユリ科バイモ属の球根植物。中国中東部の草原などに自生する。鱗茎から出る茎は、五十センチから八十センチほどになる。広線形の先のとがった葉を持ち、三月から四月にかけて、上部の葉腋に鐘状の花を下向きにつける。色は緑を帯びた白。花径は三センチくらいである。
【科学的見解】
バイモは、中国原産の薬用植物であるが、鑑賞性も高いため、庭や公園などにも植栽されている。鱗茎には、アルカロイドを含み、解熱剤などとして利用されてきた。花は釣鐘型をしており、同属の在来の植物としては、クロユリやコバイモなどが知られている。(藤吉正明記)
 

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諸葛菜(しょかつさい) 仲春

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【子季語】
むらさきはなな/おおあらせいとう/花大根
【解説】
アブラナ科の一年草。中国原産であるが、日本の風土によくなじみ日本の各地で群生する。高さは六十センチから八十センチくらい。楕円の葉は茎を抱くようにして互生する。三月から四月にかけて、枝分かれした茎の先端に紫色の総状花序をつける。花径は三センチくらい。
【科学的見解】
ショカツサイ(別名:ハナダイコン)の標準和名はオオアラセイトウである。オオアラセイトウは、アブラナ科の一年草もしくは越年草であり、江戸時代ごろに導入された外来種である。オオアラセイトウの仲間は、東アジアに七種知られているが、そのうち本種のみが帰化している。花は四枚の花弁を有し、淡い紫色をしている。(藤吉正明記)

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纈草(かのこそう/かのこさう) 晩春

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【子季語】
鹿子草/はるをみなへし
【解説】
オミナエシ科カノコソウ属の多年草。日本各地の湿った草地に自生する。丈は六十センチから七十センチくらい。茎葉は羽状複葉で対生する。四月ころ、おみなえしに似た淡紅色の花を咲かせる。花を上から見ると、鹿の子しぼりに見えることからこの名がある。
【科学的見解】
カノコソウは、スイカズラ科(旧オミナエシ科)の多年草で、北海道から九州までの山地の草原に生育している。花の付き方や葉の切れ込みの形がオミナエシに似ていることから、別名はハルオミナエシとも呼ばれている。近縁種としては、ツルカノコソウが知られているが、ツルカノコソウには茎元に地上を這う走出枝があるため、容易に区別できる。(藤吉正明記)

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芝桜(しばざくら) 晩春

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sibazakura【子季語】
花爪草/モスフロックス
【解説】
ハナシノブ科フロックス属の宿根草。北アメリカ原産で庭などに植えて観賞する。草丈は十センチ程度で、シバザクラの名のとおり、芝のように横に広がる。三月から四月にかけて、五弁の小さな花を絨毯を敷いたように咲かせる。
【科学的見解】
シバザクラは、ハナシノブ科の多年草で、観賞用として品種改良されたものが近年導入されている。草体は、カーペット状に広がる性質を持ち、桜の花に似た花冠を多数つけ、集散花序となる。現在では、様々な品種が作出され、茂りすぎず管理がしやすいためか、主に公園などでグラウンドカバープランツとして利用されている。(藤吉正明記)

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君子蘭(くんしらん) 仲春

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【子季語】
大花君子蘭
【解説】
ヒガンバナ科クリビア属の宿根草。南アフリカ原産で鉢などに植えて観賞する。草丈は高いもので七十センチくらいになる。重なり合った細長い剣状の葉の間から花茎をのばす。花は茎頂部に五個から八個かたまって咲く。色は橙色や白色、桃色などがある。
【科学的見解】
クンシランは、ヒガンバナ科の多年草で、主に鉢植栽培として室内で楽しまれている。本種は、南アフリカ原産の植物であり、あまり耐寒性がないため、冬場は室内に入れて低温状態を避ける必要がある。近縁種として同じ南アフリカ原産のウケザキクンシランが知られており、現在では園芸業界においてこちらが主流になっているとのことである。(藤吉正明記)

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