【子季語】
鼻水、みずつぱな
【解説】
冬の寒い時、風邪を引いていなくても、鼻の粘膜が刺激されて水のような鼻汁が出る。これが水洟である。
【例句】
水洟や鼻の先だけ暮れ残る
芥川龍之介「澄江堂句集」
水洟を貧乏神に見られけり
松本たかし「松本たかし句集」
【子季語】
鼻水、みずつぱな
【解説】
冬の寒い時、風邪を引いていなくても、鼻の粘膜が刺激されて水のような鼻汁が出る。これが水洟である。
【例句】
水洟や鼻の先だけ暮れ残る
芥川龍之介「澄江堂句集」
水洟を貧乏神に見られけり
松本たかし「松本たかし句集」
【子季語】
踏俵
【解説】
雪の深い地方では、雪沓などで新雪を踏み固めて歩きやすいようにする。道の確保は生活、交通のため欠かせない。
【子季語】
注連綯ふ
【解説】
新藁を用いて正月に飾る注連飾りを作ることをいう。農閑期の大切な仕事でもある。神社へ納めるものは、大勢で集い敬虔な気持で行う。
【例句】
大松の家と呼ぶ屋や注連作
松本たかし「松本たかし句集」
【解説】
花の終った草花の種を採ることをいう。採った種は来年のために保存する。 【例句】
台風はきぞに朝顔の種収む
臼田亜浪「石楠」
【解説】
前年に採つて保存しておいた籾を塩水に浸し、浮上がつた不良の種籾を取り除く作業をいう。
【子季語】
懐炉灰、懐炉焼、紙懐炉
【解説】
外出の際などに懐に入れて体を温める携帯器具。古くは熱した石を布に包んだ温石や、懐炉灰や揮発油を用いるタイプがあったが、今は振ると熱くなる使い捨て懐炉が主流。
三十にして我老いし懐炉かな
正岡子規「子規句集」
一点が懐炉で熱し季節風
日野草城「銀」
銀懐炉まだなきがらの懐に
長谷川櫂「虚空」
【子季語】
泡盛、粕取焼酎、甘藷焼酎、蕎麦焼酎、黍焼酎
【解説】
日本の代表的な蒸留酒で、昔は暑気払いに飲まれたが、今は通年愛飲される。サツマイモ、麦、米、蕎麦などが原料。製法により甲・乙類に分けられる。乙類は本格焼酎とも呼ばれる。元来、清酒に比べ、”安酒”のイメージがあったが、鹿児島のイモ焼酎、奄美諸島の黒糖焼酎などが近年大人気。
【解説】
蕎麦粉を熱湯で溶き、砂糖を加えて飲む。体が温まる。ただ現在は、蕎麦の茹で汁を指すことが多い。つけ蕎麦の残り汁に混ぜたり、焼酎割りで飲む。ちなみに「蕎麦掻」「蕎麦刈」なども冬の季語。「新蕎麦」は秋の季語。
【例句】
新蕎麦の跡や蕎麦湯の温り
許六「公平日記」
我のみの柴折くべるそば湯かな
蕪村「蕪村句集」
赤椀に竜も出さうなそば湯かな
一茶「七番日記」
姉と居れば母のするよな蕎麦湯かな
大須賀乙字「乙字句集」
寝ねがての蕎麦湯かくなる庵主かな
杉田久女「杉田久女句集」