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季語と歳時記

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大津祭(おおつまつり/おほつまつり) 晩秋

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【子季語】 
四宮祭
【解説】 
十月十日、滋賀県大津市の天孫神社(四宮神社)の祭礼。長浜曳山祭とともに近江の二大祭として名高い。西行桜、神功皇后山等からくり人形を飾った十三基の山鉾が、祭囃子も賑やかに巡行する。湖を背景に美しい祭である。神輿も出て終日賑やか。

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魂祭(たままつり) 初秋

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【子季語】
霊祭/玉祭/聖霊祭/聖霊盆棚/盆棚/魂棚/聖霊棚/棚経 棚経僧/掛素麺/苧殻の箸/瓜の馬/茄子の牛/手向け/水向
【解説】 
七月十二日の草市で買いととのえた品で精霊棚をつくり、祖先の霊を招く。棚を略して仏壇の前に供物をする所もある。みそ萩、枝 豆、瓜茄子等を供え、門火を焚く。僧は各檀家を廻り棚経をあげる。掛素麺は供物のひとつ。瓜茄子の馬は聖霊の乗物。
【例句】
まざまざといますがごとしたままつり
季吟「師走の月夜」

棚経や遍照が讃し杖さゝげ
言水「富士石」

数ならぬ身とな思ひそ魂祭
芭蕉「有磯海」

玉棚の奥なつかしや親の顔
去来「韻塞」

遺言の酒そなへけり魂まつり
太祇「太祇句選」

魂棚をほどけばもとの座敷かな
蕪村「蕪村句集」

なき父の膝もとうれし魂祭
樗良「まだら雁」

さし汐や茄子の馬の流れよる
一茶「享和句帳」

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岡崎祭(おかざきまつり/をかざきまつり) 晩秋

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【子季語】
岡崎東天王祭
【解説】
十月十一日から十六日まで、京都市左京区東天王町の岡崎神社の祭礼。承安二年、祇園会に大鷹鉾を出した記録がある。素戔鳴命を祀る社はすべて天王社といった。祭礼には、牛に曳かせた大太鼓が出て珍しかったが、今は子供神輿が区内を巡行するのみ。

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蓮の飯(はすのめし) 初秋

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【子季語】 
荷葉の飯/はすのいひ
【解説】
お盆の時期、生身魂へのもてなしに、蓮の葉に糯米飯を包み蒸し上げる。(古くは、吉祥蘭で括った)また、所により、旬の魚である鯖を添えた。背開きにして塩漬けにし、串にさした刺鯖で、仏に供え、また親類どうし贈答しあった。
【例句】
文月やめでたく炊ぐはすのめし
季吟「玉海集」

た命鯖そへけりな蓮の飯
信徳「五の戯言」

松の葉につつむ心を蓮の飯
支考「笈日記」

塩魚の塩こぼれけり蓮の飯
白雄「白雄句集」

蓮の葉に盛れば淋しき御飯かな
一茶「七番日記」

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伏見三栖祭(ふしみみすまつり) 晩秋

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【子季語】 
炬火祭/松明祭
【解説】 
十月十二日と十六日に近い日曜日、京都市伏見区三栖神社の祭礼。初日の御出祭は葦を束ねた大炬火が、中書島から京橋まで練る壮 大な火祭。二日目の本祭は、人櫓に担がれた雌雄一対の獅子頭が、氏子町を練って厄を払う。子供神輿、高張提灯の行列も賑やか。

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刺鯖(さしさば) 初秋

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【子季語】 
差鯖
【解説】 
鯖を背開きにして塩漬けにし、二尾を刺し連ねて一刺とした乾物をいう。盆の間、父母の長寿を祈る祝儀ものとして食し、蓮の飯とあわせ、親類縁者や世話になった人々にも贈った。
【例句】
生霊は刺鯖喰うて現かな
北枝「薦獅子集」

さし鯖の仏臭くも哀れなり
五朗「発句題叢」

表から来る刺鯖の使ひかな
井上井月「井月全集」

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粟田神社祭(あわたじんじゃまつり/あはたじんじやまつり) 晩秋

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【子季語】
粟田口祭
【解説】 
京都市東山区の粟田神社の祭礼。祇園祭山鉾の最初の形といわれ る剣鉾があり、曲持が見ものであったが、大正時代に途絶えた。現在、九日の御出祭は、瓜鉾、地蔵鉾、十二燈の夜渡が。十日の神幸祭は柏鉾が練り、十五日の大祭は神輿に剣鉾がお供をする。
【例句】
橋わたす鉾さしはやせ粟田口
太祇「題林集」

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御香宮祭(ごこうのみやまつり/ごかうのみやまつり 晩秋)

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【子季語】
伏見祭/花傘祭
【解説】 
十月第二日曜、京都市伏見区桃山の御香宮神社の祭礼。かっては重陽の節句に行われた伏見九郷の総鎮守社の祭で、洛南随一の大祭。伏見祭ともいう。千姫寄進の神輿は六百貫。雌雄の獅子巡行と、宵宮の風流花傘もなかなかの見ものである。
【例句】
もし降らば千珠投げませ祭の日
嘯山「葎亭句集」

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西院祭(さいまつり/さゐまつり) 晩秋

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【子季語】
春日祭
【解説】 
十月第二日曜、京都市右京区西院春日町の春日神社の祭礼。淳和天皇の西院離宮に奈良春日大社を勧請した社。当日、少年鼓笛隊、稚児と武者行列、剣鉾、神輿の渡御がある。鈴を鳴らし吹き散りを流しながら、拝殿を廻る剣鉾が呼びもの。

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神嘗祭(かんなめまつり 晩秋)

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【子季語】 
度会新嘗祭/かんなめさい/しんじやうさい
【解説】 
十月十七日、新穀で造った新酒と神饌とを、伊勢神宮に奉納し、五穀豊穣を感謝する祭礼。新嘗祭とともに、大切な国民の祭日であったが、戦後、現行憲法により廃止された。皇室では賢所で祭 儀が、伊勢神宮でも祭礼がとり行われている。

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