【解説】
十月七、八日、京都市東山区の泉涌寺で行われる、仏舎利を拝す法要こと。仏舎利は、釈迦の遺骨。鎌倉時代の僧湛海が、宗から持ち帰ったもので、多くの人々の信仰を集めた。
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伎芸天慶讃法要(ぎげいてんけいさんほうよう/ぎげいてんけいさんほふえう )晩秋
【解説】
十月十五日、奈良県秋篠町の秋篠寺で行われる法要。本像は、薬 師瑠璃光如来。伎芸天として広く知られている。奈良末期に造られた乾漆の頭部と、鎌倉期に補修された胴部が、寸分の透きもなく整って美しい。当日は、芸を極めようとする諸人でにぎわう。
法隆寺夢殿秘仏開扉(ほうりゅうじゆめどのひぶつかいひ/ほふりゆうじゆめどのひぶつかいひ )晩秋
【解説】
十月下旬から約一か月間、奈良県斑鳩町法隆寺東院の夢殿の厨子が開扉される。夢殿は現存の八角堂中、最古のもの。本尊の救世 観音は、丈五尺九寸、全身金色に輝く。フェノロサの賞賛から、つとに世に知られるようになった。開扉公開は、春にも行われる。
応挙忌(おうきょき) 初秋
【解説】
陰暦七月十七日、江戸中期の画家円山応挙の忌日。享保十八年、丹波国穴太村(現亀岡市)の生まれ。写生的画法に宋元画の技法、西洋画の遠近法等をとり入れ、円山派の祖となる。代表作に「雲龍図屏風」「雪松図屏風」「保津川図屏風」等。寛政七年没。
吉野太夫忌(よしのだゆうき/よしのだいふき) 仲秋
【子季語】
吉野忌
【解説】
陰暦八月二五日、京都六条三筋町の二代目吉野太夫の忌日。慶長十一年生まれ。諸芸に秀でた名妓で、富豪灰屋紹益の妻となる。熱心な法華経信者で、私財を投じ洛北常照寺の山門を寄進、この縁で寛永二年没後、この寺に眠る。
綾子忌(あやこき) 初秋
【解説】
九月六日。俳人細見綾子の忌日。明治四十年兵庫県生まれ。日本女子大卒。松瀬青々に師事した。昭和二十一年「風」創刊時より同人。翌年沢木欣一と結婚、編集発行人を務める。芸術選奬文部大臣賞、蛇笏賞受賞。句集に「冬薔薇」「伎藝天」「曼陀羅」等。
義仲忌(よしなかき) 晩冬
【解説】
陰暦一月二十日。平安時代末期の信濃源氏の武将、源義仲の忌日。 倶利伽羅峠の戦いで平氏の大軍を破って上洛する。後白河法皇と後鳥羽天皇を幽閉して征夷大将軍となるが、のち源頼朝が送った源義経の軍勢によって近江国粟津で討たれた。大津の義仲寺その墓所がある。義仲を慕った芭蕉の墓もここにある。
【例句】
懐に項羽本紀や義仲忌
松瀬青々「妻木」
精霊火(しょうりょうび/しやうりやうび )初秋
【子季語】
盆火
【解説】
迎え火や送り火のように、家庭の門口で焚くものではなく、屋外におおかがりの火を焚いたり、山上に村全体の浄めの火を焚く行事。悪霊を払い、魂を迎える意味がある。
めはじき 初秋
水灯会(すいとうえ/すいとうゑ) 初秋
【子季語】
流灯会/竜灯会/法灯会/黄檗山川施餓鬼
【解説】
宇治黄檗山万福寺で行った川施餓鬼である。寺は、禅僧隠元によって開かれた黄檗宗の名刹。宇治川の川瀬に舟を浮かべ、読経しつつ蓮華形の灯籠を流した。二十年余前に廃絶。

